わお…
私、他人の顔色を伺う癖はお母さんのせいだと思ってたの。
そうやってあなたが他人の顔色伺うからだって。
そしたら、ゆきちゃんの声みたいなのがかすかに聞こえてさ、それ聞いたらすごい涙出てきちゃった。
『お母さんの支えになりたかった』んだって。
お母さんには幸せでいてほしかったんだね。
だから、他人の顔色伺って本音をいえないお母さんが無理しないように、自分から空気読んだりしてたんだって。
そしたら、いつのまにか自分も他人に本音を言えない人になってたんだって。
ごめんね、ゆきちゃん。
そうだよね、あなたはいつだって優しかったもんね。
今度は私があなたに優しくする番だね。
必ず迎えに行くよ。